意思決定ログとは

意思決定ログは、何を・いつ・誰が・なぜ決めたかを、1件ずつ残す記録です。ソフトウェア開発ではADR(アーキテクチャ決定記録)とも呼ばれます。結論だけでなく理由を残すので、あとから「なぜこうなったのか」を辿れます。

書く項目

項目書くこと
決めたこと1文で言い切る
日付決めた日
決めた人最後に決めた人、または場
理由なぜその案にしたか
検討したほかの案選ばなかった案と、選ばなかった理由
まだ決まっていないこと持ち越した論点
もとの発言決めた会話や会議への手がかり
例(架空)

基幹システムの更新は、B案の段階移行で見積もりを出す

日付
2026-06-16
理由
今期の予算の上限があり、並行運用を3か月に抑えるため
ほかの案
A案の一括移行(費用が上限を超える)
未決
移行の順番をどの部署からにするか

議事録との違い

議事録は、会議で話したことの記録です。意思決定ログは、そのうち決まったことだけを1件ずつ取り出し、理由と一緒に残します。議事録は会議ごとに増えますが、意思決定ログは「決めたこと」ごとに増えるので、あとから探すときの単位が違います。

続かない理由と、続けるために

意思決定ログが続かない理由はほとんど同じで、書く手間です。会議のあと、誰かが時間を取って書き起こす必要があり、忙しい時期ほど止まります。

人の手で続けるなら、会議の最後に決まったことを読み上げ、その場で書く人を決めておくと続きやすくなります。

AIで自動で起こす

決めたことが交わされる場所(チャットと会議)にAIを置けば、書く手間がなくなります。PROMIS はSlack や Microsoft Teams のチャンネルの会話から、決まったことと理由を拾って決定の下書きにします。下書きはもとの発言に根拠があるかを機械が検査し、通ったものが決定記録として御社の GitHub に残ります。普通のテキストファイルなので、PROMIS をやめたあとも読めます。

よくある質問

意思決定ログと ADR は同じものですか。

考え方は同じです。ADR はソフトウェアの設計の判断を残すための呼び名で、意思決定ログはプロジェクトや業務の判断にも広げて使います。

どこに残すのがよいですか。

チームの誰もが読めて、あとから変更の履歴を追える場所です。PROMIS は御社の GitHub のリポジトリに、決定ごとに1ファイルで残します。

過去の会話からも作れますか。

作れます。Slack の過去の履歴から、決定記録を月ごとに起こすこともできます。

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